デジタルX線撮影

デジタルX線撮影を使用し、被ばく量と待期時間を減少

 アイム歯科クリニックでは3D機能付きパノラマエックス線撮影機ではなく、広範囲・低被ばくのKaVo社製CT診断装置 3D eXam iを導入しております。

 全体を撮影するために、複数回撮影して結合するのではなく、1回で撮影できるため、被ばく量を軽減するだけではなく、短時間で撮影が終わります。(X線照射時間最大6秒)

 CTから得られる3Dデータは、通常のレントゲンよりも多くの情報を提供してくれるため、適切なインプラント治療や、小さな病気の発見や範囲を正確に診断できます。

 大学病院や総合病院では撮影後診断まで1週間ほどかかることもありますが、当クリニックでは高性能ワークステーションによる解析を行うことで、撮影後わずか30秒で画像をお見せできます。そして費用も半分ほどに削減できます。
 特定の疾患であれば健康保険の適用にもなります。

施設写真

実際のX線量は下の表でお分かりいただけます。

被ばく線量比較(mSv)
(自然放射線)   (人工放射線) 倍数
臨床症状なし 250.00 臨床症状なし 8333.3
ブラジル・ガラパリ地区
年間自然放射線
10.00   333.3
  6.90 胸部CT撮影(1回) 230.0
1人当たりの年間自然
放射線(世界平均)
2.40   80.0
1人当たりの年間自然
放射線(日本平均)
1.48   49.3
  0.60 胃のエックス線(1回) 20.0
東京~ニューヨーク間
航空機往復
0.19   6.3
  0.03 KAVO 歯科用CT撮影
最大値(8.5×φ14cm撮影)
1.0

 KaVoのCTがいかに低被ばくかお分かりいただけると思います。
 皆様が安心する為には私たちが良い機器を導入する必要があるのです。
 ブラジル・ガラパリ地区の10万人以上の人々はeXam iを最大範囲で1日1回撮影しているのとほぼ同じ数値になりますが、健康に地域差は見られないといわれます。実際250mSvまでは臨床症状がありません。

CTの撮影のみで3Dプリンタを使った骨の3Dモデルが当クリニックで作成できます。

 しかし、レントゲンの基本である2Dは今でも重要です。CTでも2Dの撮影はできますが、画像は2D専用機器に比べ荒くなり、診断を不明確にします。逆に2D専用機器に3D機能を付加した機器も存在しますが、撮影範囲が狭いなどの不自由があります。
 アイム歯科クリニックでは2種の2D専用機器と3D専用機器の計3機種を適切に使い分けることで、その欠点をカバーし、よりよいレントゲン画像を得ています。

デジタル デンタルサイズ レントゲン

歯科用CT・デジタルパノラマレントゲン

デジタル レントゲン コントロールシステム

 2Dにおいても通常のフィルムを使ったレントゲンではなく、CCDカメラと直流方式X線発生器を使った方法を用いています。下記のようなメリットが患者様に提供できます。

○デジタル化することで…
 フィルムに白黒の濃淡をつけるには多くのX線を必要としますが、当クリニックでは高感度CCDカメラで写すため、X線量を約70%減らし安全性を高めています。また、今までのような「写真の現像が終わるまで数分お待ちください」といった待ち時間がなく、撮影後に診察室に戻ったら目の前の液晶画面に映像が出来上がっていますので、診療時間の短縮も考慮されています。

○X線被ばくを最小限に
 1年間地球上で生活することによる自然被ばくと比較して、当クリニックの小さいレントゲン(デンタルサイズ)で約1/120、大きいレントゲン(パントモグラフ)で約1/60の被爆量です。健康診断の胸のレントゲンと比較してもそれぞれ、約1/7・約1/4、大きい写真でも胎児奇型が起こりえる量の約1/3000と非常に低い医療機器を導入しています。

○直流方式X線発生器を使用することで…
 鮮明でシャープな写真ができるため、写りにくい病気も発見されやすくなります。また、X線の中でも人体に有害な「軟X線」が少なくなり、安全性が高まります。