フッ素塗布

フッ素塗布について

 フッ素を歯に塗布すると、歯質の強化、虫歯に対する抵抗性がアップします。

 生えたての歯の表面はハイドロキシアパタイトという物質でできていて、これがむし歯菌のつくる酸に非常に弱いのです。フッ素はこれと反応してフルオロキシアパタイトとなり、酸に強くなるのです。大人の歯と子供の歯では、むし歯の進行速度が違います。これはフッ素を塗らなくても、20才頃までに普段の食事からフッ素が満タンになるからです。弱い子供の歯にフッ素が早く取り込まれて、むし歯に強い歯にしたいですね。

 フッ素の応用法は、クリニックで行う高濃度のフッ素塗布のほか、ご家庭で行なうフッ素入り歯磨き粉の使用やフッ素洗口があります。これらの併用で効果は高まります。

※ フッ素を塗布したらむし歯にならないわけではありません。歯磨きは重要です。
※ クリニックでフッ素塗布を行なった後30分ほどの間は、飲食は控えましょう。
※ クリニックでの高濃度フッ素塗布は年に2回ほど行ないましょう。