炎症・口内炎

お口の炎症

 お口の炎症と聞いてもあまりピンと来ないかも知れませんが、歯の2大疾患である「むし歯」と「歯周病」は共にばい菌が関与する「感染症」であることを認識しなければなりません。病状が進めば骨、首、胸へと感染は進み、現在でも少なからず死亡例が存在するものなのです。問題は「痛くない=病気ではない」と単純に考えてしまうことにあります。例えば頬をパンパンに腫らせて来院する患者様も、原因はずいぶん前からあるのにギリギリまで痛くなかったので問題ないと思ったとよく言います。何よりも体の表面ではなく、組織の内部にばい菌が住み続けていること自体が異常であり問題なのです。

 一旦大きく腫れてしまえば、原因の歯の処置、内服や点滴による抗生物質の投与、外科的な膿み抜きなど多くの処置を必要とするだけではなく、生活にも大きな支障をきたします。このような処置にも対応いたしますが、こうなる前に原因を摘み取ることを強くお勧めいたします。

口内炎

 口内炎は、一旦出来てしまうと約14日間痛みに耐えなければならず、非常につらい思いをします。原因のハッキリしたウイルス性口内炎だけでなく、最も多いアフタ性口内炎はそのメカニズムがまだ不明であり、更なる研究を待たざるを得ません。しかし、口内炎を引き起こす原因はいくつか分かっており、ビタミンBや鉄分の不足、ストレス、食品や化学物質に対する過敏反応等がいわれています。
 しかし、当クリニックではレーザー治療にてこの痛みをその日のうちに縮小させることが可能です。

 日頃の栄養管理が大切ですが、ビタミンなどの知識に自信のない患者様は、クリニック副院長(歯科医師・栄養士)が栄養指導を行いますので、ぜひご相談ください。

 出来てしまうと食事や会話が苦痛になりますので、レーザー治療や軟膏・シールなどの使用により少しでも早い治癒と症状の緩和をお勧めします。